2022年 6月 の投稿一覧

QOLって知っていますか?

生活の維持・向上に大切な筋肉とは?

立ったり歩いたり姿勢を維持したりといった日常動作の基盤となる筋肉が、QOL(Quality Of Life:生活の質)に強い影響を与える筋肉といえます。
これらの筋肉を鍛えることがQOL(Quality Of Life:生活の質)の維持、向上に重要になってきます。

加齢に伴う筋力の低下の進行は日常生活に支障がきたすことがあります。
加齢に伴う筋肉の委縮を廃用性筋委縮症、英語でサルコペニアといいます。

全身の筋肉は大小約400個あります。
そのうちのQOLに大きく影響する筋肉は立ったり、歩いたり、姿勢を維持したり、といった日常の動作の基盤となる筋肉です。
①「膝を伸ばす働きをする太腿前の大腿四頭筋」
②「大腿を後方に振る働きをするお尻の大臀筋」
③「上体を支える腹筋群と背筋群」

があげられます。

これらの筋肉は重力に対して立位の姿勢を維持する働きをすることから『抗重力筋』もしくは『姿勢維持筋』と呼ばれます。

サルコペニアの防止にはウォーキング、ジョギングなどの運動や、日常から活動的に生活することがなによりも重要です。
さらに筋肉に負荷をかけるレジスタンス運動を行うことで高い効果を得ることができます
。主にスクワットや腕立て伏せ・腹筋運動などの標的とする筋肉に負荷をかけた動作を繰り返し行う運動のことです。この運動によってサルコペニアによる筋肉の委縮の程度をおおむね1/3程度に抑えることができるといわれています。

運動内容

サルコペニアに効果的とされる下肢および体幹部の筋力トレーニングをご紹介します♪

ドローインの運動

①仰向けに寝て両膝を立てます
②お腹に手を当て、7秒程度ゆっくり息を吐きながらお腹をへこませていきます
③吐き切ったらまた息を吸って同じ動作を繰り返します
※10回×2~3セット行います

腿上げ

①椅子に座り、右足の太腿の裏を椅子から離すように上に持ち上げます
②持ち上げたまま膝を伸ばして5秒間数えましょう
③足は持ち上げたまま膝を曲げ、下におろします
※10回×2セットから3セット行い、左足も同じように行いましょう

運動習慣

健康増進法に基づいて策定された健康日本21において、高齢者の身体活動や運動の個人目標として

「1日10分以上のストレッチングや体操」

「1日20分程度の散歩やウォーキング」

「1週間に2回程度の下肢・体幹の筋力トレーニング」

「1週間に3回程度のレクレーション活動や軽スポーツ」

のいずれかを行うことが例としてあげられています。

個人の年齢や体力、身体機能に合わせて継続して行えるものを選択し、運動を習慣づけて行うようにしましょう。

スロートレーニングをしよう

スロートレーニングってご存じですか?
スロートレーニングは筋肉の発揮張力を維持しながらゆっくりと動作するレジスタンス運動のひとつの方法です。

比較的軽めの負荷であっても、ゆっくりと動作することで大きな筋肥大・筋力増強効果を得ることができます。関節や筋肉にかかる負荷が小さいことから、安全に行える効果的なレジスタンス運動として期待されています。

運動初心者こそ!?オススメのスロートレーニング

スロートレーニングは約3~5秒間かけて上げる、暫く止める、約3~5秒間かけて下げるスローな動きが基本のトレーニング法です。
またスロートレーニングは無酸素運動に含まれます。
有酸素運動はジョギングなどを代表とする「深い呼吸で酸素を取り入れその酸素によって脂肪や糖質を燃焼させる運動」。一方で無酸素運動は「あまり酸素を取り入れない運動で、疲労物質(乳酸)を分泌させ筋肉増強・基礎代謝を上げる」効果が高いとされています。また、筋肉に抵抗(レジスタンス)を掛ける運動という意味でレジスタンス運動とも呼ばれます。

スロートレーニングのメリット

➀自宅でトレーニングができる

スロートレーニングの特徴として大きいのは、道具や設備にこだわらずに出来るという点です。
きちんとした知識さえあれば、一人でどこにいても出来ます♪
ジムに通ってお金を支払ったり、大きな筋トレマシーンを購入する必要もないので、経済的にも安心です。仕事の休憩中や隙間時間を使ってトレーニングも可能、効果はしっかりと現れます。

②効率よく筋力アップができる

スロートレーニングの動きは、比較的軽い負担で長時間筋肉の緊張を維持できるので、効率の良い筋力アップが可能です。
また、スロートレーニングは筋力アップに良いとされる成長ホルモンの分泌を促します。

無酸素運動で分泌される疲労物質(乳酸)は成長ホルモンの活性化を促し、成長ホルモンの活性化は内臓脂肪分解・エネルギー消費の向上・たんぱく質合成・筋肉発達などの効果をもたらします。
成人の方に成長ホルモンを投与すると70%以上もの方に脂肪の減少、80%以上の方に筋肉の増加や発達が見られたという研究結果がでています!
脚やせやダイエットを考えている方は、是非ともこの成長ホルモンを分泌させたいですよね。
この成長ホルモンは25歳から一気に減少していきますが、無酸素運動であるスロートレーニングでこの成長ホルモンを分泌させ続けることが、効率の良い筋力アップやダイエットに繋がってきます。

③関節への負担が比較的少ない

慣れない運動や無理なダイエットで筋トレを行ったりすると、関節を痛める原因にることも。
スロートレーニングは最大筋力の約40%の力でトレーニングを行うため、筋肉や関節に瞬間的な強い負担をかけません。このため、関節への負担が比較的少ない点もスロートレーニングの特徴です。筋トレ初心者の方、普段運動をしない方、体力のない方にもおすすめのトレーニング法と言えます。